私にしかできないことで人々を楽しませたい!ねんドル・岡田ひとみさんインタビュー

NHK Eテレや各種雑誌などで活躍中のねんドル・岡田ひとみさん。彼女の活動に込められた思いやビジョンについて、貴重なお話を取材してきました!

ねんどアーティスト+アイドル=“ねんドル”として活動する岡田ひとみさんは、NHK Eテレで放送中の『ニャンちゅうワールド放送局』の人気コーナー「世界ねんど遺産」でも、おねんどお姉さんとして子供たちに大人気!
また親子向けエンタテインメント型「ねんど教室」など、子供たちの創造力の育成に役立つワークショップを、国内外で数多く展開されています。

jiik編集部が、7月に郵政博物館で開催された親子ねんど教室の会場で、ねんドル・岡田ひとみさんにインタビューをしてきました!当日のねんど教室の模様とともにお届けします。

親子の笑顔が印象的な「親子ねんど教室」

親子ねんど教室の会場は、開始前から多くの家族でいっぱい!岡田さんが登場すると、割れんばかりの歓声があがりました。

今回のねんど教室で参加者が作るのは「たこ焼き」。
さて、ねんどでどんなミニチュアたこ焼きが作れるのでしょうか?

今回の子供インタビュアーACOちゃんも、お父さんと一緒にねんど教室に参加。
真剣な眼差しで、紅生姜になる色紙を細かく切っています。
特別な素材ではなく、子供たちが普段よく目にする紙やねんどを使っての工作。とっても身近に感じます。

子供たちのテーブルをくまなくまわり、わかりやすく教えてあげる岡田さん。
普段はテレビの中だけの存在の岡田さんに話しかけられ、子供たちもどこか緊張気味ですね(笑)

ミニチュアのたこ焼きをねんどで作るとなると、一見難しそうに感じますが、岡田さんのわかりやすい説明で、子供でもちゃんと作れています。それにパパさんママさんも夢中!
何より、工作過程の親子の笑顔が印象的で、とても微笑ましい光景でした。

ねんど教室によって、親子の有意義なコミュニケーションを作り出している岡田さんは、どのようなビジョンを持って活動しているのでしょうか。
子供インタビュアーとともに、お話を聞いてきました!

私にしかできないことをやりたい!という思いで始めたねんど作り

第4回目となったjiikインタビュー。
子供インタビュアーACOちゃん(3年生)とともに、ねんドル・岡田ひとみさんから、ご自身の幼少期の体験や、今のお仕事についてのお話を聞いてきました!

ACOちゃん:テレビに出たきっかけはなんですか?

岡田:小学生の頃から、テレビに出て演技をしたり踊ったり、みんなを笑顔にできるお仕事がしたいと、ずーっと思っていました。そして今までその夢が一度も変わったことはありません。
ラジオ番組のオーディションに合格したことをきっかけに、生放送でおしゃべりしたり、少しずつテレビのお仕事をするようになりました

お仕事を続けている過程で、もっとたくさんの人を楽しませたいと思い、「私にしかできないことをやりたい!」という思いで、粘土を始めたんです。
最初はみんなに楽しんでもらえるか不安でしたが、ミニチュアの粘土を作ってみると、みんなが驚いて喜んでくれるようになったので、それをもっともっと練習しました。

ACOちゃん:私も今日習ったことを参考に、夏休みの自由研究の課題を作ってみようと思います。

岡田:いいですね!
私も小さいころからミニチュアの粘土が好きだったので、ドールハウスやケーキを作って課題として提出していましたよ。
はじめてちゃんとした作品を作ったのは小学校一年生のときで、お母さんの真似をしながらイチゴのショートケーキを作ったんです。そこからは自分のアイデアを加えながら、家にあるお菓子の箱や割り箸などを使ってオリジナルの作品を作っていくようになりました。
現在開催している粘土教室でも「安全なもの、身近なもの」というのをポイントにしてレッスンをしています。

ACOちゃん:どうやったらあんなに上手に作れるんですか?

岡田:私もつい最近、一年生のときに作った作品を見返したら、みんなに見せたくないぐらいヘタっぴでしたよ(笑)
実は私は性格が大雑把で、木や布の工作のように、しっかり計って作るものが苦手なんです。その点、粘土はそのとき手にもっているサイズで小さいものや大きいものが作れますから、アバウトな私の性格に合っていると思います

※画像は全てHitomi Okada – Nendol(facebook)より転載

jiik編集部:子供と親が一緒に工作をするワークショップもたくさん増えてきましたが、なかには工作が苦手で子供にアドバイスができないご両親もいらっしゃると思います。

岡田:粘土の良いところは、子供と大人であまり作品の差が出ないところです。
レッスンでは「誰でも作れる」というのをポイントにおいており、3歳の子でも大人の方でも、手順通りに作ったらみんな上手く作れるようになっています。
まずは楽しさを感じていただき、今後それぞれのセンスやアイデアを粘土工作に活かしていただければと思っています。
また、作る喜びや、作れる自信を感じてもらうために、必要以上に手伝わず、子供たちがなるべく自分の力で作品を作り上げられるように心がけています。

jiik編集部:アコちゃんのパパも夢中になってましたね!

岡田:大人の方のほうが、子供よりも熱中する傾向がありますね!
普段お家でやるときは、どうしても子供のサポートにまわりがちですが、私の教室にいらしていただいたときは、お子さんと保護者の方が同じように楽しんでいただきたいと思っております。

物を考えたり創ったりする心の育成をサポート

jiik編集部:アドバイスができない方とは反対に、子供の作業に口出しをしすぎてしまう方もいらっしゃると思います。

岡田:私の母親が口出しをしないタイプの人だったので、私もそれを見習って子供たちへのアドバイスは最小限にとどめています。しかし親子間で意見を出し合いながら作るのも楽しいはずですし、きっとどちらにも良さがあると思います!

jiik編集部:海外でも精力的に活動されています。

岡田:旅行が大好きなので、お休みが取れたら外国に旅行にいっています。
旅の刺激を粘土の作品にも活かしたいし、どうせ行くなら旅先の子供たちの反応を見たい!ということで、毎回衣装と粘土を持参します。
例えばケニアの人々は、食べ物の粘土工作はあまりピンとこないようで、
「ライオンや象を作りたい!」といって動物たちを作り始めるのを見たときは、やっぱり身近なものがモチーフになるんだなあと感じました。日本と気候があまりにも違うので、粘土がすぐ乾いちゃって大変でしたが(笑)
日本だけではなく、海外の人たちとも物作りの楽しさを共有したいという思いがあります。

jiik編集部:最後に今後の活動についてお聞かせください!

岡田:今後も物作りの楽しさを伝えていきたいと思っています。
また日本の子供たちだけではなく、海外の子供たちにを対象に活動することで、日本の子供たちと世界の子供たちをつなぐ役割を担えたらと考えています。
そして何より、子供たちが「物を考えたり創ったりする心」を育めるよう、サポートしていきたいと思っています。

ねんドル・岡田ひとみさん プロフィール

ねんドル 岡田ひとみ

子どもたちを中心に、ねんどでミニチュアフード作りや食育を伝えるエデュテインメントアーティスト。
創造性と想像力を育むことを目的とし、書籍の執筆・造形などを行う。
NHK Eテレ「ニャンちゅうワールド放送局」では‟おねんどお姉さん”として出演中。

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