「現実は、かつて、すべて想像の中にあった」 これは物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉です。 私たちの身のまわりにある自然以外のモノは、すべて誰かの頭の中の想像から生み出されました。 課題を理解し、自ら発想する「想像=イマジネーション」の力、そして、失敗を恐れず、それを実現していく「創造=クリエーション」する力。 design & art labでは、デザインとアートを通じて、子どもの想像力と表現力を鍛えます。基本のデッサンから企画書、クリエーション、プレゼンテーションを学んでいく過程で、失敗を恐れず、自分のアイディアを楽しくカタチにしていく力を養う講座です。
デッサンは美大受験においても欠かすことのできない試験科目です。 その大切さに気づかない人も少なくありませんが、デッサンはすべてのクリエイトの基礎となります。この工程ではモノを正確にとらえる「観察力」自分自身の描いた絵を「客観的にみることができる力」鉛筆や消しゴムなど限られた道具で、モチーフを紙に再構成する「表現力」を鍛えることができます。
アイデアを単に思いついただけでは、カタチになりません。具現化するために、自分のアイディアをわかりやすく紙にまとめたモノが「企画書」です。 この企画書を作る段階で、まわりの友だちの意見を取り入れたりして、より良いものにすることも大切なことです。 頭の中で考えるだけではなく、企画書としてまとめる経験を積むことで、子供たちの企画力、発想力も高まります。「なぜこの形にしたのか」「なぜこの色にしたのか」など、作品のコンセプト作りを学んでいきます。
企画書ができたら、それをもとに頭と手を動かし具現化していきます。 子供たちにとって一番ワクワクする時間かもしれません! 自分のアイディアを正確に具現化するためには高いデザイン技術も必要となります。紙や粘土、木材などの立体デザインに加え、iPad(Adobe Frescoなど) でのグラフィックデザインなど、最近のデジタルツールの操作も学んでいきます。
デザインやアートは作品を作ったら終わりではありません。 自分が作った作品を相手に理解してもらうことも大切なことです。そのためには、相手が理解できるわかりやすい言葉、スピード、順番など、伝える工夫も必要です。 デザイン&アートラボでは、自分の作品を発表する時間を大切にしています。それにより、自分が考えたモノを正確に具現化できたかを、客観的にみることができます。 思うような作品が作れなかった場合でも、次につながる何かを見出すことができるような「考える習慣」を育みます。